【「和光」の橋本良民さんの写真(提供)】
三重県名張市内で活動する写真クラブ「光影」「和光」「美光」「写楽」「錦」による14回目の合同作品展が、10月15日から17日まで同市元町のリバーナホール(イオン名張店3階)で開かれる。入場無料。昨年は開催を断念し、今年は会員たちにとって2年ぶりの披露の場となる。
長引くコロナ禍で、伝統行事や大勢が集まるイベントが中止になり、これまで祭りや人物を被写体にしてきた人にとっては厳しい時期が続く。「撮り手の創作意欲を損なわないよう、今年は何とか開催したい」。そんな思いを形にするべく、5団体の役員を中心に準備が進められ、計42人が選りすぐりの1点を出品することになった。
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「実力試される」
例年なら撮影会を開いたり、作品展前に全体で講評会をしたりと、撮り方や作品選びには他者の声も加味されていたが、出品作品のすり合わせもしづらいため、役員らは「15年目にして初めて、本当に各自の実力が試される回になるかも」と、良い緊張を感じながら準備を進めている。
お気に入りの風景、人物、動物など、個性豊かな作品が集まる予定で、役員の奥村泰弘さん(光影)は「撮り手は発表する場があってこそ、そこに向けて準備・撮影をしていく。昨年出そうと考えていた作品もあるので、いつもと違う雰囲気も楽しんでもらえたら」と話していた。
時間は午前10時から午後5時(最終日は同4時)まで。
2021年10月9日付805号21面から
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