女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は10月5日、優勝報告で地元の伊賀市役所を訪れた。10日午後1時からは上野運動公園競技場(同市小田町)で今季ホーム最終戦の対日体大FIELDS横浜が有観客であり、伊賀市民は入場が無料になる。
出席したのはキャプテンの作間琴莉、副キャプテンの西川明花、鈴木千尋の3選手と大嶽直人監督、クラブを運営する株式会社とNPO法人各代表の6人。開幕6連勝を飾るなど一度も首位の座を譲らず独走したくノ一は、9月22日の19節対オルカ鴨川FC戦で15勝目を飾り、3試合を残して22年ぶり3度目のリーグ制覇を達成した。
あいさつでは、市の協力にそれぞれ感謝を伝えた後、大嶽監督は「優勝は選手たちが努力した結果。ステージを上げることが未来を切り開くことにつながる」と国内初の女子プロリーグ「WEリーグ」入りを目指すクラブに支援を求めた。作間キャプテンも「シーズン前に(市長から)リーグで優勝するようにと声を掛けて頂いたが、一番いい結果が出せた」と話し、サポートの継続を要望した。
岡本栄市長は「優勝を勝ち取ったことはうれしいこと、ありがたいこと。そのパワーや意欲をこれからもまい進し、県内全ての人にサポートしてもらえるよう実績を上げていってほしい」と述べた。
また、来季の目標について株式会社伊賀FCくノ一三重の柘植満博社長は「なでしこ1部での優勝」と答え、WEリーグへの来季参入が承認されなかったことを明らかにした。くノ一は昨年も入会を申請していた。
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