【12月に四日市支店へ移る上野支店=伊賀市上野丸之内】
中京銀行(本店・名古屋市)は8月3日、伊賀・名張両市の3店舗を含む三重・奈良両県の7店舗について、複数店舗の機能を1か所に集約する「店舗内店舗」方式で12月までに統廃合すると発表した。これにより伊賀地域からは全ての支店が無くなる。
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発表によると、三重県伊賀市上野丸之内の上野支店(ハイトピア伊賀1階)、名張市夏見の名張支店と桔梗が丘支店(2020年に名張支店内に移転済み)はいずれも12月20日付で四日市支店(四日市市幸町)に移る。上野支店の現金自動預払機(ATM)は移転に伴い同18日で営業終了するが、名張支店のATMは四日市支店名張出張所として存続するという。
伊賀地域の他では、11月8日付で富田支店(川越町)と鈴鹿支店(鈴鹿市)を四日市支店に移し、12月6日付で奈良支店(奈良市)と桜井支店(桜井市)を大阪支店に移す。
同行は昭和初期に旧上野市(現三重県伊賀市)で設立された会社が前身の一つ。終戦直後から約20年間は、名張市に本店を置いていた。広報担当者は取材に「伊賀地域は当行にとってゆかりのある場所で、断腸の思い」と語った。
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