三重県は7月31日、県内で10代から80代までの男女44人(四日市市発表分8人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内の感染者は延べ5762人となり、同日時点で県内の確保病床436に対する使用数は138、使用率は31・7%と、30%を上回った。
発表によると、感染者の市町別内訳は、津市11人、四日市市8人、名張市6人、伊賀・松阪・桑名市が各3人、御浜・川越町が各2人、尾鷲・熊野・伊勢・亀山・鈴鹿市と県外在住が各1人だった。他に県外発表分が1人あった。
名張市では、30日に陽性と判明した40代女性の濃厚接触者として検査を受けた同居家族の3人(40代男性会社員、10代女子小学生、未就学女児)の他、県外に勤務する50代男性会社員と同居家族の50代女性、県外に通学する10代男子大学生が陽性と判明した。
伊賀市では、80代女性、県外感染者の職場同僚の30代男性会社員、県外訪問歴のある20代男性会社員の3人の感染が確認された。それぞれ同居家族や職場関係者の接触者調査が進められている。
四日市市では、29日まで運動系のクラブ活動に参加していた女子中学生の陽性が確認され、同居家族8人が濃厚接触者、クラブ関係者29人が接触者に。この他、同居家族の40代男女(いずれも会社員)、16日以降に市内の飲食店や市外の屋外スポーツ施設の利用があった30代男性会社員らの陽性が判明した。50代の男女2人は、陽性者の濃厚接触者として受けた最初の検査では陰性だったが、29日の再検査で陽性と判明した。
川越町の30代男性会社員は、29日に四日市市内の企業で発生した86例目のクラスター(感染者集団)に認定された検査対象者で、31日陽性と確認。このクラスターでの検査対象者45人のうち陽性が10人、陰性は35人となった。
※午後7時21分追記