子どもたちにお金の大切さを学んでもらおうと、三重県名張市の名張商工会議所青年部は4月14日、日本資本主義の父といわれる実業家の渋沢栄一(1840-1931年)の考え方などをまとめた絵本「おかねってなぁに?」35冊を同市に寄贈した。市立小学校14校と市立図書館で活用される。
絵本は、縦21センチ、横30センチの40ページ。お金の歴史や役割、寄付や投資を含めた使い方などを子どもたちに分かりやすく解説する内容となっている。渋沢が2024年に新紙幣の肖像になることを受け、全国組織の日本商工会議所青年部が企画・製作、玄孫の澁澤健さんが監修を務めた。
市役所であった寄贈式で、同青年部の玖村健史会長(44)は「NHKの大河ドラマにもなり、より興味を持って頂ける時期。物を買うだけではないお金の大切さを子どものうちから学んで頂き、名張を担う経済人が一人でも多く誕生したら」と語った。
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