【新型コロナワクチン接種を受ける藤井院長=名張市百合が丘西1で】
医療従事者に対する新型コロナウイルスワクチンの優先接種が3月15日、三重県名張市でも始まった。この日は市立病院(百合が丘西1)で医師や看護師ら90人が接種を受けた。
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同病院の接種対象者は、事務職員や出入りする委託業者を含む520人。今回はそのうち440人分のファイザー社製ワクチンが届き、1回目の接種を19日までの5日間で受ける予定。
最初に接種を受けた藤井英太郎院長は「痛みはほとんど感じなかった」とした上で、「ワクチン接種で感染リスクを下げられる。職員一同、力を合わせて頑張っていきたい」と話した。
ワクチン接種について、感染症が専門の今井雄一郎医師は「明らかに重症化が防げる上、感染自体を防御する可能性も指摘されている」と有効性を語っていた。
医療従事者向け接種はこの日、伊賀市の岡波総合病院(上野桑町)でも始まった。8日に開始した市立上野総合市民病院(四十九町)と併せて伊賀地域の3つの基幹病院とも始まったことになる。
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