【「FLAKE CUP」に出場する小学生たち=名張市美旗中村で】
登竜門「FLAKE CUP」
キッズ選手の登竜門として知られるスケートボードの全国大会「FLAKE CUP」が、今年も3月13日に千葉県で開かれる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年より予選大会の回数が減り、大きな歓声を浴びる人前での滑走機会も少なくなっているが、三重県名張市美旗中村の専用施設「ファイブクロス スケートパーク」で腕を磨く小学生たちも、大会に向けて調整に余念が無い。
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コロナ禍でも磨く「自分のスタイル」
今大会には全国から58人がエントリー。同施設からは招待選手7人を含む2年生から6年生までの計13人、そのうち最終学年となる6年生は3人が出場を予定している。
昨年11月の鵠沼大会でスーパークラス(プロ・スポンサー有)を制し、滑走動画を審査する昨年6月のオンラインビデオチャレンジでもジュニアクラス(4年から6年)2位となった瀧永遥句君(名張市立蔵持小)は「ルーティンの一つひとつを正確に決め、力を出し切って1位を取りたい」と意気込む。
悔い無く集大成を
12月の常滑大会でジュニアクラス優勝に輝いた高谷魁羽琉君(伊賀市立神戸小)は、小学1年から同施設に兵庫県から通い、より良い練習環境を求めて家族で名張へ移ってきた。「悔いの残らないように、自分のスタイルを崩さず優勝できたら」と語る。
志摩市から毎週通う泊玲音君はオンライン、鵠沼ともにクラス3位と勝負強さをみせ、今大会に向けては「スピード重視の、誰もできないスタイルを見せたい」と、集大成の舞台へ気合が入っている。
他の選手たちも、それぞれに「スピードを出してテンポ良く滑りたい」「得意なトリック(技)をしっかり決めたい」「大きく見せる滑りを心掛けたい」と抱負を話してくれた。
5年生以下の出場選手は次の通り(敬称略)。
岡田光瑠、中川楓我、榮大和、門脇凛久、佐竹晃、吉本七琉、伊東蓮、武田星、山下翔真、仲川鼓太郎