三重県は2月26日、20代から90代の男女8人が新型コロナウイルスに感染し、入院していた80代女性1人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ2509人、死亡が確認されたのは53人目となった。
発表によると鈴鹿市で陽性が判明した3人のうち、20代女性2人は県内33例目のクラスターが発生した鈴鹿中央総合病院の看護師。19日と20日の検査で、それぞれ陰性が確認されていたが、勤務する病棟で新たに入院患者が陽性となったことから再検査し、陽性がわかった。同病院での陽性者は病院関係者と入院患者を合わせて95人となった。
クラスターが発生した津市の介護老人保健施設「つつじの里」では、入所者の90代男性が感染。同施設で17日に陽性が判明した入所者と同居家族の50代女性も新たに陽性となった。同市の40代会社員男性は、県外への訪問歴や県外の人との接触歴はなく、感染経路は特定されていない。
四日市市では、16日に感染した女性の濃厚接触者として30代女性の陽性が判明。7日の検体採取では一度陰性となったが、23日から37度台の発熱が発生し、翌日の検査で陽性が確認された。
東京都の20代自営業の男性は、24日から三重県に帰省。千葉県で陽性が確認された友人と接触があり、25日に濃厚接触者として検査の対応依頼があった。
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