官公庁などが仕事納めを迎えた12月28日、名張市役所(鴻之台1)では新型コロナウイルス対策本部員会議の冒頭で亀井利克市長が幹部職員ら約20人を前に訓示した。【幹部職員らに訓示する亀井市長=名張市鴻之台1で】

 例年は市役所本庁舎の他、市消防本部や市立病院などを市長が訪問し仕事納め式を実施していたが、今年は感染拡大防止のため対象者を大幅に絞り、主に部長級が参加する同本部員会議で訓示を行った。

 亀井市長は「感染症の対応対策に追われた1年間だった」と今年を回顧。12月に入って伊賀市の病院や介護施設でクラスターが発生したことに触れ、「伊賀盆地は生活圏が一緒。いつ伝播し、クラスターが起こるかもしれない」とし、年末年始に向けて「酒席は一切避けて」「遠方への外出は控えて」などと呼び掛けた。

 市によると、市長の訓示内容は庁内ネットワークに掲載し、各職員が閲覧できるようにしたという。

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