三重県は7月26日、伊賀市の実家に帰省していた大阪府居住の10代の男子大学生ら県内で男女5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県発表の感染者は延べ70人となった。
発表によると、大阪府から伊賀市に帰省していた10代の男子大学生は、19日に38度の発熱、20日にも症状が継続し、その後解熱。23日に大学で所属するクラブ内の感染者との濃厚接触者として大阪府から検査の対応依頼があった。翌日に県内の医療機関を受診し検体を採取。検査の結果、25日に陽性が判明し、現在は症状がないものの県内の医療機関に入院している。
男子大学生は12日から16日にかけてクラブ活動に参加。17日に自家用車で帰省後、22日に家族の仕事手伝い、23日に自家用車で友人と近所で買い物をしていた。外出時にはマスクを着用し、市内に戻ってからの移動は公共交通機関を利用していないという。
26日時点で特定されている濃厚接触者は同居の家族2人、友人と知人3人で、接触者は別居の家族1人。
紀北町に住む20代の女性学校講師は18日に37・4度の発熱と下半身痛。22日までに手足のしびれや頭痛などの症状が続いたため、24日に県内の医療機関で検体採取をしたところ、25日に陽性が判明した。現在は県内の医療機関に入院中だという。
いなべ市に住む20代の男性会社員は、23日に37度の微熱と倦怠感、味覚・嗅覚障害の症状があった。24日に感染が判明した桑名市の10代男性の濃厚接触者として、県内の医療機関で検体採取。25日に検査の結果、陽性が判明した。
また、菰野町に住む10代の専門学校生の女性2人は、11日に名古屋市内に外出。22、23日にそれぞれ発熱と頭痛の症状があった。24日に学校から帰国者・接触者相談センターに相談があり、県内の医療機関を受診し検体採取。検査の結果、陽性が判明した。