新型コロナウイルスの影響で臨時休館していた名張市立図書館(桜ケ丘)が5月27日、1回の入館者数を30人以下、滞在時間30分以内など感染防止対策を取り、38日ぶりに再開した。【職員から手提げ袋について説明を受ける来館者=名張市桜ケ丘で】
来館者は入口に設けられたカウンターで手指を消毒後、同図書館が30枚限定で用意した整理券代わりの手提げ袋を受け取った。感染発生時に備え、貸出カードの提示などで入館者の情報も記録された。
館内の閲覧席には使用禁止テープが貼られるなど、全席利用不可に。列ができる場所には間隔を空ける立ち位置を示すテープが床に貼られた。
夫婦で来館した同市松崎町の村井和代さん(77)は「2週間おきに楽しみで来ていたので待ち望んでいた。利用の仕方はいつもと違うが、再開はありがたい」と話していた。
同図書館は4月20日から臨時休館していた。インターネットや視聴覚資料の利用、「おはなし会」などの定例行事は当面の間中止するという。
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