コンピューターゲームの対戦競技「eスポーツ」の大会が1月5日、名張市夏見のネクスト・ワン名張本店であり、伊賀地域を始め、東海や関西地方から出場した計28人が腕を競った。決勝戦では高難度の技の応酬が続き、大型スクリーンで試合を見守る来場者から感嘆の声が上がった。【「ぷよぷよ」のトーナメント戦に臨む参加者ら=名張市夏見で】

 大会は「NINJA CUP」と名付けられ、昨年11月に続き2回目の開催。パズルゲーム「ぷよぷよ」とサッカーゲーム「ウイニングイレブン」の2種目があり、個人の勝ち抜き戦で競った。

 瞬時の判断力と戦術が要求されるという「ぷよぷよ」では、愛知県江南市の岩田肇さん(37)が優勝。「ソフトの公式サイトで知り、初めて名張に来た。10歳から始め、大会での優勝は17年ぶり。本当にうれしい」と笑顔で話した。

 同大会実行委員長の延谷卓哉さん(41)は「ハイレベルな試合が繰り広げられ感動した。この地域からeスポーツの県代表選手を出すのが目標。ますます盛り上げていきたい」と話した。

 eスポーツは、エレクトロニック(電子)・スポーツの略。昨年の茨城国体では文化プログラムとして初めて導入され、今年の鹿児島国体でも開催が予定されている。

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