名張市は市内への移住や定住を呼び掛けるため、大阪市中央区の近鉄大阪難波駅に看板を設置した。来年3月末まで掲出する。【近鉄大阪難波駅に設置された看板(市提供)】
看板では、名張市大屋戸と東町の名張川にかかる大屋戸潜水橋で、青空や周囲の自然の中、家族4人が川を眺める写真に「来てだあこ、見てだあこ、暮らしてだあこ」などのキャッチフレーズをデザイン。
モデルに起用されたのは同市出身で約5年前に大阪、奈良での生活を経て地元に戻った男性と妻、娘たちで、潜水橋は男性にとって「名張で一番思い出深い場所」だったことから撮影地に選ばれたという。
同駅への看板設置は2016年度から始まり4回目。サイズは縦1・8メートル、横2・4メートルで、奈良方面のホームにある。都市部からの所要時間も記載し、アクセスの良さも示している。
同市地域活力創生室の担当者は、「進学や就職で名張を一度離れてしまった人にも『ただいま』と帰ってきてもらいたいとの思いを込めた。ほのぼのとした風景を見て、名張の雰囲気の良さを感じてもらえたら」と話した。
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