日本一の公衆トイレを掲げ伊賀市中心部に計画した「上野東町ポケットパーク整備事業」について、市は9月30日の市議会議員全員協議会で工期が2か月遅れの来年1月末に変更になったと説明した。

 当初の計画では工期が9月17日までだった。市はその後、5月の全員協で2か月半遅れの11月末までに変更し、公衆トイレだけは10月18日からの上野天神祭に供用開始できるよう間に合わせるとしていた。

 また、今年3月に市指定有形文化財に指定された旧上野市庁舎の利活用について、民間業者から広く意見や提案を募る「サウンディング型市場調査」を実施する方針を明らかにした。交流型図書館と三重大学国際忍者研究センター、カフェの約3240平方メートルは必置機能とし、他の1690平方メートルは自由な提案を募集する。

 市によると、調査実施の経費はかからない。来年1月から約半年かけて調査し、設計に約1年、施設整備に2023年4月までの約11か月のスケジュールを想定している。

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