伊賀市西条の旧府中小学校跡地で2月18日、同市初のPFI方式で整備する小学校給食センター新築工事の起工式があった。関係者ら約40人が出席し、工事の安全を祈願した。【式典でくわ入れをする岡本市長=伊賀市西条】
学校給食センターは敷地が5677平方メートル、鉄骨造り2階建ての延べ床面積約2500平方メートル。教育総務課によると、市内20校のうち13校を対象に、2020年4月の運用開始時は2000食を調理、配送する予定で、将来的には4000食が供給可能だという。
PFIはプライベート・ファイナンス・イニシアチブの略で、市は設計から建設、維持管理、運営までを7社が参加するSPC(特別目的会社)の「株式会社伊賀学校給食サービス」と約43億円、2035年3月までの期間で契約している。【2020年4月に運用開始予定の給食センター完成予想図。左側の施設は府中保育園(伊賀市教委提供)】
起工式の後、事業主体代表の岡本栄市長は「自校とセンターの2方式で学校給食を続けてきたが、それぞれに老朽化の課題が出ていた。2014年からあり方などを検討してもらい、民間の資金を入れたPFI方式でセンターを運営することになった。工事期間中はけがなく安全に地域に迷惑を及ぼすことなく無事に開業できることを祈念する」とあいさつした。
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