女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一は1月26日、伊賀市一之宮の敢国神社で必勝を祈願した。大嶽直人監督(50)は3月中旬のシーズン開幕に向け「一からのスタート。1つでもタイトルが獲れるよう挑戦したい」と目標を掲げた。【必勝を祈願する杉田主将(前列右から3人目)ら=伊賀市一之宮で】

 トップリーグで戦うのは2シーズンぶり。昨年は14勝2分2敗の成績で2部優勝と1部復帰を果たすとともに、リーグカップ2部と国体も制覇した。

 今季からはクラブ運営を統括するゼネラルマネジャーに山下恭典氏(43)が就任し、チームの認知度向上やファン、支援者の獲得、下部組織の充実などに取り組む。昨年は平均約400人だったホームゲームの観客動員数も1000人以上を目指す。

 必勝祈願後には新入団選手4人の会見があり、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから移籍加入したMF安齋結花選手(22)は「くノ一は前への推進力があるチーム。持ち味のドリブルを生かして前線での突破口になれるようチャレンジしたい」と意気込みを話した。【くノ一に加入した(右から)安齋選手、西川明花選手、道上彩花選手、三橋明香選手】

 3年連続でキャプテンを任されたMF杉田亜未選手(26)は、絵馬にチームスローガンの「限界突破」と書いて奉納。「厳しい戦いのなかでも限界をつくらず、可能性を信じてタイトルを目指してやっていきたい」と1部での更なる躍進を誓った。

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