伊賀市内の各種団体や行政などでつくる官民組織の同市中心市街地活性化協議会は10月22日、策定が遅れている第2期中心市街地活性化基本計画への提言をまとめ、市と市議会に提出した。石橋正行会長は「市独自でやれる事業もある。明日からでも取り組んでほしい」と要望した。【岡本市長に提言書を手渡す石橋会長(左から2人目)=伊賀市役所で】
第1期計画(期間=2008年11月から14年10月)では同市上野丸之内の上野市駅前地区市街地再開発ビル「ハイトピア伊賀」や駅前広場の整備などを中心に事業を実施。しかし、庁舎移転問題や庁舎跡地の利活用計画が決まらないことから、市は内閣府に提出する第2期計画の策定が着手できない状態が続いている。
提言書は6ページで、上野東部と西部、南部地区を対象にした市民意識調査の結果(配布数4754世帯、回収率約35%)や、3つの重要課題として「居住者を増やして、活力を向上」「観光客の集客、回遊性の向上、滞留、回遊性の向上」「次世代人材によるまちのエンジンづくり」を挙げ、テーマ別に具体的な事業を提案している。
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