初戴冠へ、磨いた地力でいざ勝負。名張市梅が丘北在住のプロ格闘家、NavE(本名・渡邊真之)さん(28)が、9月2日に堺市で開かれる総合格闘技の大会「GLADIATOR 007」でフライ級(56・7㌔以下)のタイトルマッチに臨む。王座決定戦で敗れた相手との1年越しの再戦を控え、ベルト奪取に燃えている。【6月にあった次期挑戦者決定戦で対戦相手にチョークスリーパーを仕掛けるNavEさん(提供写真)】
名張を拠点としながら、所属する正道会館GRAND‐SQUARE(奈良県橿原市)や伊賀・津市内のジムなどでトレーニングを続ける。同大会には2016年11月の第2回から毎回出場し、今年2月には韓国ソウルで開かれた大会「TOP FC」で〝世界デビュー〟も果たした。バックボーンは北中学校、上野工業(現・伊賀白鳳)高校時代に打ち込んだ柔道で、特に組んで強さを発揮するファイターだ。
今回対戦する同級王者・加マーク納選手(総合格闘技道場コブラ会所属)には、昨年8月の王座決定戦で判定負けを喫している。「自分が試合を制していると思い込んで、(優勢な)ポジションを取りにいくだけだった。リスクを負って攻めに行くべきだった」と、悔しさは今も忘れていない。6月にあった次期挑戦者決定戦でベテラン選手に一本勝ちし、再戦のチャンスをつかんだ。【決定戦で勝ち名乗りを受けるNavEさん(同)】
同大会で使用されるオクタゴン(リングを囲む八角形の金網)に入れば、戦いのスイッチが入る。「名張で格闘技のジムを開く」「世界中のファイターと対戦したい」という2つの夢をかなえる一歩とするため、「最後まで攻め続けてタイトルを取りたい」と意気込みを語った。
2018年8月11日付729号3面から
- Advertisement -