伊賀市が伊賀神戸駅近くで借りたバス待機場用地の契約を巡る問題を調査している市議会の百条委員会は3月26日、岡本栄市長を参考人招致した。岡本市長は担当職員と土地所有者ではない中岡久徳議員が交渉をしていたことについて「知らなかった」と答え、中岡議員の働きかけについては「あったとは理解していない」と否定した。【質問に答える岡本市長(左端)=伊賀市役所で】
今年1月から調査が始まった百条委に岡本市長が出席するのは初めて。委員が疑問視する借り受け面積や金額、期間について、岡本市長は「細かい話は分からない。面積は広すぎるという話は聞いたことがある。働きかけがあったというなら、皆さんが確認し報告を上げて頂くことが大事」と述べた。
また、バス待機場用地の必要性は「市の企業立地政策で、それを形にした。市長の専権事項。結果論だが、どの法律に照らしても広さ、期間、価格は何の違法性もない」と説明した。
次回は30日で、中岡議員を再び証人喚問する予定。
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