伊賀市最高齢の西澤正江さん(107)を祝うため、岡本栄市長が9月6日、入所する同市朝屋の特別養護老人ホーム第二梨ノ木園を訪問し、認定証や花束などを贈った。【市内最高齢を祝った花束を受け取る西澤さん(右)=伊賀市朝屋で】
西澤さんは1909(明治42)年11月23日の生まれで、結婚後は農業に精を出しながら6人の子どもを育て上げた。昨年3月に転んで骨折し、生涯初めての入院を経験。同年5月から施設に入所している。それまでは同市出後にある自宅で家族と暮らしていた。
家族や施設職員によると、施設では食欲もあり、ぬり絵や写経をして過ごすことが多いという。趣味は詩吟で、三味線もたしなんでいたそうだ。西澤さんは好物について「好き嫌い言うたらあかん。何でもおいしい」、長寿の秘訣は「別に何も気を付けていない。普通ですよ。感謝、感謝」と元気に答えた。
お祝いで訪問した岡本市長は「おめでとうございます。ぜひお元気でお過ごしください」と声を掛けると、大好きな着物姿で面会した西澤さんは「もったいない」と両手を合わせながら感激で涙していた。
市介護高齢福祉課によると、男性の市内最高齢者は南宗義さん(102)=治田。9月1日現在で市内に住む100歳以上の高齢者は男性10人、女性86人の計96人。
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