
評価方法は炊いた白飯を実際に試食し、外観と香り、味、粘り、硬さ、総合評価による官能試験に基づく標準米との比較で、「特A」「A」「A'」「B」「B'」の5段階に分けられる。伊賀米コシヒカリは15年産まで5年連続で最高評価を得たが、16年産は惜しくも上から2番目の「A」だった。
伊賀地域では96年に地元の自治体やJAなどの団体で構成するブランド確立に向け品質向上や販売促進の活動を行う「伊賀米振興協議会」を設立。昨年4月には現場の指導員が加わり、特A評価を目指す「食味向上部会」が協議会内を立ち上げ、技術指導やデータ収集などを続けてきたという。
記者会見で関係者らは「前回の結果はものすごくショックだった。細かな水管理や追肥のタイミングなどを徹底した結果、特A奪還につながった」と生産者、生産者団体、行政が一体となった取り組みの成果を喜んだ。
17年産米の食味ランキングは全国151の産地品種から43点が特Aに選定。東海4県では伊賀米コシヒカリの他に、岐阜県の飛騨コシヒカリと美濃コシヒカリの3点が選ばれている。