女子サッカーの「忍びの里レディーストーナメント」の2日目が3月11日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場であり、地元の伊賀FCくノ一は決勝でセレッソ大阪堺レディースに2‐3で敗れ、大会を2位で終えた。3位決定戦は、ASハリマアルビオンが岡山湯郷Belleに4‐1で勝利した。【大会2日間で4ゴールを決めたくノ一FWの竹島(中央)=伊賀市で】
くノ一は相手陣内で激しいプレッシャーを仕掛けて攻め続けたが、前半41分と後半19分、24分に失点。その直後にFW竹島加奈子の初日に続く2ゴールで1点差まで迫ったが、試合終盤に得たチャンスで決め切れなかった。
試合後にキャプテンのMF杉田亜未は「簡単にカウンターを許してしまった。攻めているときのリスク管理をもっと突き詰めたい。前線からのハイプレッシャーはいい形で得点につながっているので、チームの自信になっている」と、10日後のリーグ開幕に向けて課題と収穫を語った。
大嶽直人監督は「点を取りに行く姿勢は出せていたが、ゴール前での動きが少し足りなかった。相手陣内でプレーを続けるなかで一瞬の隙を与えてしまったことも修正したい」と振り返り、杉田と同じ攻撃時のリスク管理としてボール奪取後のシュートまでにかかる時間短縮を課題に挙げた。