伊賀市消防本部は3月8日、同市柘植町地内で1月27日に発生した建物火災で、消火活動を行い、近隣建物への延焼を阻止するなどしたとして、いずれも柘植町の農家、岡嶋雅司さん(74)と会社員の中川秀紀さん(59)の2人を表彰した。【感謝状を手にする岡嶋さん(右)と中川さん=伊賀市緑ヶ丘東町で】
火事があったのは同町の95歳の女性が住んでいた軽量鉄骨かわら棒葺き2階建て住宅。同日午前4時30分ごろに火が出ているのを近所の住民数人が発見し、消防に通報。2人は消防が到着するまでに消火栓を使用し消火活動を行い、隣の木造瓦葺き2階建ての民家にあった小屋への延焼を最小限にとどめたほか、通報から約15分後に到着した消防隊へ、火元と隣接家屋の居住状況などの情報を提供して、消防活動に貢献したという。
2人は以前、地元消防団に所属しており、消火活動は何度かしたことがあるといい、岡嶋さんは「田舎だと日中は消防団員がいないことも多い。地元にいる人で初期消火をすることが大事」。中川さんは「消防団員の時の経験があり役に立った。地区内は火事が多いので、消防団員の皆さんには冷静な判断をしていってほしい」と感謝状を手に、気を引き締めた。
同消防本部によると、1月から3月7日時点の市内の火災の認知件数は26件と、昨年より大幅に増えているといい、「例年4月までは火災が多い。広報活動なども引き続き行っていくが、火元に気をつけ、家庭用火災報知器を設置するなどしてほしい」と注意を呼び掛けた。
2人は以前、地元消防団に所属しており、消火活動は何度かしたことがあるといい、岡嶋さんは「田舎だと日中は消防団員がいないことも多い。地元にいる人で初期消火をすることが大事」。中川さんは「消防団員の時の経験があり役に立った。地区内は火事が多いので、消防団員の皆さんには冷静な判断をしていってほしい」と感謝状を手に、気を引き締めた。
同消防本部によると、1月から3月7日時点の市内の火災の認知件数は26件と、昨年より大幅に増えているといい、「例年4月までは火災が多い。広報活動なども引き続き行っていくが、火元に気をつけ、家庭用火災報知器を設置するなどしてほしい」と注意を呼び掛けた。