伊賀市と伊賀鉄道は「四十九駅」の開業に伴い、3月17日(土)の始発からダイヤを変更すると発表した。新駅は商業施設「イオンタウン伊賀上野」そばの桑町駅と猪田道駅の間に設けられる。【開業に向け工事が進む四十九駅=伊賀市四十九町】
伊賀線の駅としては15か所目。総事業費は約2億4600万円で、昨年7月から工事を進めていた。市によると、来年1月に移転する新庁舎までの距離は徒歩約7分で、1日206人の利用を見込んでいる。
始発の変更は上野市‐伊賀神戸間のみで、平日は上野市発が11分繰り上げの午前5時24分、伊賀神戸発が4分繰り上げの同6時3分になる。土日祝は上野市発が2分繰り上げで同5時27分、伊賀神戸発が1分繰り下げの同6時10分に変わる。
最終は土日祝の上野市‐伊賀上野間が2分繰り上げで上野市発午後9時47分に、平日の上野市‐伊賀神戸間が2分繰り下げの上野市駅発同10時23分になる。上野市駅での乗り換えが無い伊賀上野‐伊賀神戸間の直通列車の本数も増やす。同鉄道によると、乗り換えの待ち時間は約5分から最大約40分。
四十九駅は同じ名前の駅が約350㍍南に設けられていた時代があったが、1969年で廃止。2014年に地元自治会が新駅整備の請願を提出し、市議会が採択していた。
問い合わせは上野市駅(0595・21・3231)、市交通政策課(0595・22・9663まで。