伊賀市北山の城山和夫さん(65)がこのほど、山形県庄内町で開かれた「第11回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」決勝大会の「メジャー部門」で優秀金賞を受賞した。3年連続の出品で、過去2回は予選で敗退していたが"3度目の正直"となり、「大きな励みになります」と喜んでいる。【決勝大会で表彰を受ける城山さん(中央)(提供写真)】
コンテストには、全国から過去最多の465点が出品され、予選では一般公募の465人が食味を審査。総合得点の高かった米が決勝に進んだ。
12月2日にあった決勝では、コシヒカリ、ひとめぼれなど全国的に作付面積の多い品種を対象にした「メジャー部門」で最優秀金賞1点、優秀金賞5点、優良金賞12点が選ばれ、伊賀地域からは城山さんの他、名張市の「JA伊賀南部赤目地区稲作品質向上委員会」の竹田優さんが優良金賞を受賞した。
米作りを専業にする受賞者が多い中で、伊賀市内の工場に勤務する兼業農家の城山さんは特異な存在という。計1万2千平方メートルの水田でコシヒカリを栽培しており、田植えや稲刈りのシーズンには家族や親類総出で手伝う。「にぎやかに楽しく農業を営む」をモットーに実践しているという。
専業農家と同じように農作業に十分な時間を取ることはできないが、「父が亡くなってからの10年間は、特に土壌づくりに力を入れている」といい、妻の育代さん(63)も「夫にあれだけ愛情をもって手を加えてもらえるうちの田んぼは喜んでいると思いますよ」。
決勝には育代さんと長男の和彦さん(37)も山形まで一緒に行った。和彦さんは「伊賀米はまだまだ全国でも知名度が低く、今回の受賞でおいしい伊賀米を全国に発信できた。会場で全国のおいしい米を試食でき、米作りに一層興味が湧きました」と話す。【田んぼの前で育代さん(右)、和彦さん(左)とともに】
城山さんは「多くの皆さんに『おいしい』と言っていただけるのが一番の喜びであり、励みになります。マンネリにならないよう、新しい刺激を求めて来年もコンテストに応募します」と話した。
2017年12月23日付714号3面から
12月2日にあった決勝では、コシヒカリ、ひとめぼれなど全国的に作付面積の多い品種を対象にした「メジャー部門」で最優秀金賞1点、優秀金賞5点、優良金賞12点が選ばれ、伊賀地域からは城山さんの他、名張市の「JA伊賀南部赤目地区稲作品質向上委員会」の竹田優さんが優良金賞を受賞した。
米作りを専業にする受賞者が多い中で、伊賀市内の工場に勤務する兼業農家の城山さんは特異な存在という。計1万2千平方メートルの水田でコシヒカリを栽培しており、田植えや稲刈りのシーズンには家族や親類総出で手伝う。「にぎやかに楽しく農業を営む」をモットーに実践しているという。
専業農家と同じように農作業に十分な時間を取ることはできないが、「父が亡くなってからの10年間は、特に土壌づくりに力を入れている」といい、妻の育代さん(63)も「夫にあれだけ愛情をもって手を加えてもらえるうちの田んぼは喜んでいると思いますよ」。
決勝には育代さんと長男の和彦さん(37)も山形まで一緒に行った。和彦さんは「伊賀米はまだまだ全国でも知名度が低く、今回の受賞でおいしい伊賀米を全国に発信できた。会場で全国のおいしい米を試食でき、米作りに一層興味が湧きました」と話す。【田んぼの前で育代さん(右)、和彦さん(左)とともに】
城山さんは「多くの皆さんに『おいしい』と言っていただけるのが一番の喜びであり、励みになります。マンネリにならないよう、新しい刺激を求めて来年もコンテストに応募します」と話した。
2017年12月23日付714号3面から