任期満了に伴う4月の名張市長選と、8月の市議会選挙の同日選挙とするよう、名張地区内の区長19人が議会の自主解散を求めた連名での要望書を1月29日、市議会の福田博行議長に提出した。
要望書は昨年末の議会報告会で、住民らが出席議員に同日選挙の是非を問い、反対意見を聞いたのがきっかけ。要望書では「市民が数年前から強く望んでいる」とした上で、反対している議員には再考を求めている。
この日、同地区の区長代表幹事長で中町区長の角田勝さんら6人が市役所の議長室を訪れ、市の財政難が続くなかでの同日選挙の必要性を訴え、要望書を手渡した。福田議長は「提案した私としては実施を望んでいるが、議長という公正公平な議会運営をする立場ではできることは限られている。努力したい」と話した。
角田さんは「経費削減になり、手間もなくなる。定数や給料の見直しだけでなく、同日選を急いでほしい」と話していた。