ずらりとそろった十二支?。伊賀市木興町の松岡範子さん(67)が原木から掘り起こしたオリジナル作品は、人物の表情や丸っこい形が「見ているだけで幸せな気分にさせてくれる」と評判だ。
作品は、人物と動物が一体となったものが多く、最初の「」は、寝そべる布袋さんの体によじ登るネズミの姿を彫った。元々、十二支は意識していなかったそうだが、市内で今秋開いた展示会に合わせ創作した「羊」で全てがそろったという。
30年近く木彫りの人形や動物を作ってきたが、いずれも時間がかかる大作のため、年に2、3作しかできないそう。
来年の干支「戌」は2作あり、うち1つは黄金に輝くデザイン。「皆さんにとって来年も明るい1年でありますように」との思いが込められている。
2017年12月23日付714号1面から