年末年始で人が集まる場所を狙ったテロを未然に防ごうと、警察や行政、事業所など23団体でつくるテロ対策名張・青山地区パートナーシップは12月21日、名張市瀬古口の競艇場外券売場「ミニボートピア名張」で街頭啓発に立った。【啓発物を来場者に手渡す名張署員と従業員=名張市瀬古口で】
販売場は今年8月、テロ防止に向けて監視の目を強化するパートナーシップ内の「みテますキープ制度」のモデル指定を受けた。24日までは競艇のSGグランプリが開催中で、1年でも特に人の出入りが多くなることから、啓発を決めた。
場内では名張署員7人と従業員3人が来場者に「テロに対する取り組みをしています。不審者や不審物、不審車両を発見したら警察へ通報して」などと呼び掛け、啓発物のティッシュ200個を配った。
松岡日出洋場長(62)は「従業員でも確認はしているが、万が一の時のため、不審者や不審物がないか目を配ってほしい。気になることがあれば気軽に声を掛けて」と話した。