県立特別支援学校伊賀つばさ学園(名張市美旗南西原)の中学部に通う3年生の男女12人が全員で作り上げたオリジナルの「だんじり」が12月1日、伊賀市役所1階ロビーに飾られた。展示期間は今月28日まで。【展示しただんじりを囲む伊賀つばさ学園の生徒たちと岡本市長(右端)=伊賀市上野丸之内で】
総合学習のテーマが昨年11月にユネスコ無形文化遺産に登録された同市の上野天神祭で、だんじりの作品づくりはその取り組み成果の一つ。大きさが高さ約2・7メートル、幅約1メートル、長さ約2メートルで、紙や木材、段ボール、よしずなどを材料に5月ごろから約半年間かけて完成させた。
1日の表敬訪問時に着ていたお揃いの法被も生徒がミシンで縫った作品で、この日訪れた生徒10人を代表して豊濱駿輔君(15)は「僕たちが制作しただんじりを展示して頂くことになり、とてもうれしく思っています。たくさんの皆さんに見て頂きたいです」とあいさつ。岡本市長は「いいだんじりをありがとう」と感謝を述べた。