名張市つつじが丘北の近大高専2年、三島優輝君(17)が排気量125ccのレーシングカートに乗って順位を競う「全日本カート選手権FS-125部門」の西地域第5戦で優勝した。12月27日、名張市役所で喜びを報告した。【優勝を喜ぶ三島君=名張市で】
選手権は3月から10月のシーズン中、東西に分かれた5戦と東西統一戦の全6戦を行い、獲得したポイントで年間ランキングを決めるもの。第5戦は10月に滋賀県であり、1周890メートルのコースを26周する順位を競った。予選順位4位で決勝に臨み、18分22秒673で28台中1位に輝いた。
優勝は出場2年目の中で初めて。海外レースへの参加やサーキットで走行練習に毎週臨むなどして経験を積み、果敢な走りができるようになったことが要因だという。「念願だったので、ほっとしている。周りがタイムを落とし始めたころに持ちこたえられたのが大きかった」とレースを振り返った。
来季は世界最大規模のレーシングカートの大会への出場を目標に掲げる。三島君は「海外のレベルは高く、自分がどこまでいけるか試したい。夢はF1ドライバー。佐藤琢磨選手のようになりたい」と抱負を語った。