2018年2月の全線開通に向けて工事が進む伊賀市内の国道422号三田坂バイパスで11月20日、現場見学会があった。参加したのは近隣にある市立阿山中学校(田中康裕校長)の2年生と教職員ら約50人で、架け終えたばかりの橋の上を歩いて渡った。【工事見学会に参加した阿山中の生徒ら=伊賀市内で】
バイパスは総延長が同市諏訪地区から三田地区間の5・1キロで、三田坂トンネル(1528メートル)や8つの橋で結ぶ片側1車線の道路。この現場見学会は総合学習の一環として三重県建設業協会伊賀支部と県伊賀建設事務所が開いた。
学校からバスで移動した生徒たちは、10月に完成したばかりの「石塚1号橋」(延長169メートル)で、県職員から説明を受けた。窪崎圭真君(14)は「橋から下の方をのぞくと怖かった。便利になるので早くバイパスができてほしい」と話した。
県によると、バイパスの約1・7キロは既に供用を開始。全線開通後は三田地区にあるJR伊賀上野駅から諏訪地区までの移動が12分短縮されて約8分で行き来できるようになるという。