伊賀市の大山田農林業公社が地元産のブドウを加工した商品「セミドライフルーツ『朝のひとつぶ』」を発売する。11月22日から市内のスーパーなどで販売している。【地元産ブドウを加工した新商品=伊賀市役所で】
材料は市内で栽培している「シャインマスカット」と「オリエンタルスター」の2品種で、同公社の農産物加工所(同市平田)で製造している。大きさが不揃いなど規格外のブドウを利活用しようと商品化を決めた。
1袋(40グラム)に約20粒入っており、価格は税込み630円。電子レンジなどでマイクロ波を照射した後、熱風乾燥する県工業研究所が特許を取得した製造方法によって、色彩や風味の特徴がより残っているという。【材料の「シャインマスカット」(左)と「オリエンタルスター」(いずれも同公社提供)】
公社の富岡通郎事務局長は「朝の忙しいときでも手軽に食べてもらえると思う。ヨーグルトやシリアルと一緒でも合うし、ワインなど酒のつまみとしてもおすすめです」と話した。発売初日の22日はイオン伊賀上野店(同上野茅町)と同公社の農産物加工所の2か所で、23日からはJAいがほくぶの農産物直売所「ひぞっこ」(同平野西町)でも店頭に並ぶ予定。