名張市は11月24日、定例記者会見を開き、市議会12月定例会に上程する9億1775万円増の一般会計補正予算案など10議案を発表した。
一般会計のハード事業は4億4164万円。台風21号で被害に遭った農地や農道、市道の復旧など災害復旧費事業に4億930万円を盛った他、同市桜ヶ丘の旧市民会館の駐車場整備事業に2040万円を計上した。ソフト事業は4億7610万円で、市民税非課税世帯などの新小学1年生、新中学1年生への新入学児童用品費を前倒しで支給する学用品等扶助費550万円などを盛り込んだ。
地滑りした東山墓園は、特別会計に崩落箇所の復旧工事費8000万円を計上。今後、流出した墓石や遺骨を回収したのち、復旧工事に取り掛かるという。
その他に、市内の未就学児が伊賀地域の医療機関を受診した場合の窓口負担を無料化するための条例改正案、出産や子育てしやすい風土づくりを目指す「妊婦応援都市宣言」を行う議案も提案する。
同定例会は12月1日から19日までの19日間で、一般質問は6日から8日の3日間。