児童図書の購入費用として役立ててほしいと、伊賀市服部町の自動車整備販売会社「小川モータース」が10月3日、創業からの年数にちなんだ6万8000円を同市の上野図書館に寄付した。【寄付金を手渡す小川会長(中央)と妻で社長の幸子さん(右)=伊賀市役所で】
同社は1949年に創業。図書購入費としての寄付は2015年から始まり、今年で3年目。同図書館には、小川秀貴会長(67)が「入退館時と読書前後の4回礼をする文化になれば」と名付けた「小川モータース四礼文庫」を設置。昨年は寄贈された6万7000円で点字絵本や外国語の図書など計44冊を購入した。
この日は妻で同社社長の幸子さん(65)も同席。小川会長は「お子さんにいい本をどんどん読んでもらいたい」と図書の充実を願った。岡本栄市長は「図書館の更なる充実に生かしていきたい。大事に使わせて頂く」と感謝を述べた。