中秋の名月の10月4日、名張市桔梗が丘3番町の鹿島宮で「お月見筝曲奉納」があり、境内に集まった周辺住民ら約150人が、優雅な筝曲の調べを堪能した。【拝殿で筝曲を奉納する筝曲すみれ会のメンバー=名張市桔梗が丘3番町で】
地元住民らに同神社を親しんでもらいたいと、鹿島宮氏子会の発案で初めて企画した。月空の午後6時30分ごろ、同市の琴教室「筝曲すみれ会」の演奏者10人がススキや団子が捧げられ拝殿に上がり、琴や十七弦、尺八で月や秋にちなんだ9曲を奏でた。
岡田スミ子代表は「拝殿での演奏は心引き締まる思い。きれいなお月さまが見える中、とても気持ちよく演奏できた」と話した。