飲酒運転をなくしたいと、秋の全国交通安全運動期間中の9月22日、名張署と奈良県警桜井署の合同交通安全啓発が宇陀市室生三本松の道の駅宇陀路室生前の国道165号であり、両署と両市、交通安全関係団体の約60人が参加した。【道の駅宇陀路室生前の国道で通行車両に声を掛ける参加者たち(名張署提供)】
両署合同での啓発はこれが初めて。両署管内を通る165号での交通事故が多く、日頃からの連携や取り締まり強化につなげたいと、桜井署からの提案を受け、実現した。
啓発に先立って駐車場で開かれたセレモニーでは今西一喜桜井署長と後藤善信名張署長がそれぞれ訓示した。後藤署長は管内での人身事故件数の約4分の1が国道で起きていることに触れ、「事故抑止の最重要路線として、交通安全指導の取り締まりにあたりたい」と述べた。
啓発は片側1車線の道路上に設けた安全地帯で実施。参加者たちは通行車両を一時停止させ、ドライバーに「飲酒運転撲滅、よろしく」「事故防止に努めて」と声を掛けながら、啓発物のティッシュやチラシなどを配った。