台風5号の接近に伴う伊賀地域の気象警報は8月8日午前9時45分に全て解除され、伊賀市は同日午前10時20分に、名張市も午後1時10分に災害対策本部を廃止した。伊賀、名張両市で開設されていた避難所は、名張は7日午後10時30分に、伊賀も災対本部廃止に伴い閉鎖された。
伊賀市災害対策本部によると、府中地区の外山、坂之下、東条、西条、土橋、山神と三田地区の大谷では地滑りの危険があり、近くの小学校などに避難所を開設していたが、県からの立ち退き解除を受けて閉鎖した。また、布引地区の奥馬野、中馬野、諏訪地区、島ヶ原地区の一部に出ていた避難準備・高齢者等避難開始は既に解除されている。
雨量規制により通行止めとなっていた名阪国道関インター‐伊賀インター間は8日午前4時10分に規制を解除。国道422号の丸柱‐三田間は同6時に、同163号の長野峠も同6時30分に規制が解除されている。JR西日本によると、運転を見合わせていたJR関西線の亀山‐加茂間は8日午前8時28分に運転を再開し、徐行運転を行っている。
名張市災害対策本部によると、自主避難者5人は7日中に全員帰宅、同日午後10時30分に全ての避難所が閉鎖された。近鉄赤目口駅横のガード下の冠水・通行止めは8日午前9時30分までに解消し、青蓮寺地区の停電は同午前11時に復旧した。
8日午前10時現在、同市赤目町長坂にある赤目四十八滝は、水量が増加しているため入山禁止となっている。
※8月8日午後1時20分に一部追記しました