看護の仕事に触れることで進路選択に役立ててほしいと、三重県ナースセンターの呼び掛けで毎年県内の医療機関で夏休み期間中に開いている。同病院へは市内の名張高、名張青峰高の2、3年生が参加した。
生徒たちは5班に分かれて、院内の4病棟と手術室で実習し、患者が病院内を移動する補助や身体を拭くなどの体験をした。ベッドを清潔に保つためのシーツの交換では、看護師の指示を受けて、しわにならないよう手ほどきを受けながら複数人で手際よく作業した。
看護師を目指し実際に現場を見たいと参加した名張青峰高2年の丸野実優さん(16)は「力仕事や体力仕事でしんどさもあるけれど、やりがいのある仕事だと思った。患者視点で見る病院との違いを知れてよかった」と話した。