「人とは違う式を挙げたい」と、交際を始めて777日目に芝生のグラウンドで人前結婚式を挙げたカップルがいる。伊賀市佐那具町の会社員、金沢裕幸さん(27)、未佳さん(27)夫妻だ。当日は抜けるような青空の下、参列者から祝福のシャワーを浴びた。【参列者に祝福される金沢さん夫妻=伊賀市ゆめが丘6丁目で】
共通の知り合いがいたことから、2年前の春に交際を始めた。学生時代は陸上部に所属し、市内の小学生陸上クラブ「ゆめが丘RC」で指導する金沢さんと、かつてサッカークラブに所属していた未佳さんはスポーツ好き同士。価値観や描く未来像が似ていたことから距離を縮め、昨年9月に入籍した。
結婚式は「オリジナル感を出したい」と考えていたところ、夫妻がスポーツ好きだと知る知人が何気なく口にした「グラウンドで挙げたら」の一言にひらめき、「指導する子どもたちの前で、そして芝生の上で挙げたい」という思いが膨らんだ。
昨年10月には、津市在住のフリープランナー藤田奈々さんに相談。2人の「好き」を詰め込んだ自由な式を考え、伊賀市ゆめが丘6丁目のゆめが丘多目的広場を会場に選び、管理する伊賀市文化都市協会の許可を得て準備を進めてきた。
結婚式は5月20日。当日は、テーマとした「TSUNAGU WEDDING 777days」に合わせ、招待客がタスキに通した結婚指輪をリレーのように運ぶ演出や、未佳さんが好きなアジサイのジャンボリース=写真=も登場した。親族や友人、陸上クラブの子どもら約210人が見守る中で誓いを立て、一生忘れられない式になったという。
また、場所を変えて開かれた披露宴では、直径2・16㍍のロールケーキが登場。新郎新婦と両親の計6人が3本のナイフで入刀し、それぞれ両サイドからかぶりつくというサプライズ演出もあり、会場を沸かせた。
自分たちの思いが実現した金沢さんは「2人だと、どんなことも乗り越えられる。明るい家庭を築いていきたい」と話し、未佳さんは「喜怒哀楽を全部出せる家庭に」とうなずき、「私たちのような自由なウェディングも広まっていけば」と笑顔を見せた。
2017年6月24日付702号1面から
結婚式は「オリジナル感を出したい」と考えていたところ、夫妻がスポーツ好きだと知る知人が何気なく口にした「グラウンドで挙げたら」の一言にひらめき、「指導する子どもたちの前で、そして芝生の上で挙げたい」という思いが膨らんだ。
昨年10月には、津市在住のフリープランナー藤田奈々さんに相談。2人の「好き」を詰め込んだ自由な式を考え、伊賀市ゆめが丘6丁目のゆめが丘多目的広場を会場に選び、管理する伊賀市文化都市協会の許可を得て準備を進めてきた。
結婚式は5月20日。当日は、テーマとした「TSUNAGU WEDDING 777days」に合わせ、招待客がタスキに通した結婚指輪をリレーのように運ぶ演出や、未佳さんが好きなアジサイのジャンボリース=写真=も登場した。親族や友人、陸上クラブの子どもら約210人が見守る中で誓いを立て、一生忘れられない式になったという。
また、場所を変えて開かれた披露宴では、直径2・16㍍のロールケーキが登場。新郎新婦と両親の計6人が3本のナイフで入刀し、それぞれ両サイドからかぶりつくというサプライズ演出もあり、会場を沸かせた。
自分たちの思いが実現した金沢さんは「2人だと、どんなことも乗り越えられる。明るい家庭を築いていきたい」と話し、未佳さんは「喜怒哀楽を全部出せる家庭に」とうなずき、「私たちのような自由なウェディングも広まっていけば」と笑顔を見せた。
2017年6月24日付702号1面から