日本文化を学ぼうと、日本語を学ぶオランダ人大学生3人が来日し、名張市を訪問。7月24日、同市鴻之台の名張市役所の亀井利克市長を表敬訪問し、滞在への期待を語った。【亀井市長に自己紹介をするオランダ人学生たち=名張市鴻之台で】
3人は、オランダ・マーストリヒト市にある国立南大学1回生のジュアン・ファン・テュイルさん(18)、シャルメネ・ケンパーさん(20)、テッサ・ルヘさん(17)。外国人への日本語教育やホームステイのあっせんをする名張国際交流研修所(名張市東町、中森昌昭代表)を通じて訪れた。
学生たちは23日に来日。市内の個人宅にホームステイし、研修所のメンバーから日本語の授業や華道や書道などの日本文化体験などをして2週間を過ごす。行程の中には、29日の愛宕の火祭りの行列へ参加や赤目四十八滝での忍者体験など、名張ならではの体験もある。
訪れた3人はまず亀井市長に日本語で出身地や好きなものを自己紹介。亀井市長は「充実の研修にしてほしい」と述べ、オランダではすることができない山登りや温泉に入りたいという3人に赤目四十八滝の入場券と市内の温泉施設の優待券をプレゼント。3人からもオランダの手土産を受け取った。
書道をするのは滞在中が初めてになるというルヘさんは「勉強した漢字を書いてみたい。書くなら好きな『勉強』」と話していた。