伊賀市文化都市協会は、夏休みを利用した小学生対象の芸術ワークショップ「ぶんとキッズアカデミー 目指せアーティスト」の参加募集を7月8日に開始する。国内外で活動する異なるジャンルの女性アーティスト3人が、子どもたちの自由な発想による創作をサポートする。【記者会見に出席した(左から)伊藤さん、サトさん、田槙さん=伊賀市で】
ものづくりを楽しみながら芸術に親しむきっかけになればと、昨年初めて開催した。今年は絵具や墨、ホワイトマーカーを使った3回シリーズのワークショップで、会場は同市西明寺の市文化会館で、時間はいずれも午前10時から正午ごろまで。完成作品は会館内に展示する。
29日の第1回は「絵の具って楽しい、色って面白い!」と題し、筆を使わずに指や手のひらで紙や布などに絵を描く。講師を務める同市在住の水彩画家でテキスタイルデザイナーの伊藤尚美さん(46)は「自由に絵を描くことでひらめきや発想がある。体を使って表現し、水彩画を肌で感じてもらえたら」と話す。
2回目の8月6日は「夏の海の動物」をテーマに、筆を使ってうちわなどに絵を描く「墨で遊びましょう!」。講師は英国出身で奈良県生駒市在住の墨アーティスト、クリスティーン・フリント・サトさん(61)で「どんな形、イメージでもいい。にじみや力強い線、墨の濃い薄いが重なった微妙な美を味わってほしい」と呼び掛ける。
最終回の同月27日には、同市在住のイラストレーター、田槙奈緒さん(42)が講師の「〇〇〇のつづき~窓に絵を描こう~」がある。会館のガラス窓7枚をキャンバスに、田槙さんが事前に描いた絵を見て、子どもたちが自らの想像で続き部分を完成させる。「窓に絵を描くことはなかなか無いと思う。自分でやっていて楽しいし、楽しんでもらえたら」と話した。
募集人数は先着30人で、参加費は3回分の3000円(保険代含む)。当日は汚れてもいい服とタオル持参で参加する。募集開始は8日午前10時からで、電話(0595・22・0511)で受け付ける。
問い合わせは、ぶんと(0595・22・0511)へ。