校区内で自転車の盗難が増えていることから、名張署や名張地区防犯協会らは6月27日、名張市丸之内の市立名張中学校(全校生徒464人)を、自転車盗難防止モデル校として指定。盗難防止のため、2重で施錠する「ツーロック」を呼び掛けていることから、自転車に取り付けるワイヤー錠500個を贈った。【モデル校の指定書を受け取る同中生徒会の小野さんたち=名張市丸之内で】
同署によると、管内での今年1月から5月までの自転車盗認知件数は19件。うち12件が同校校区の名張駅前交番管内で、半数が無施錠だったという。同中は名張駅にも近く、生徒たちに率先して防犯に取り組んでもらいたいと指定した。
同中を訪れた同署生活安全課の上田宏晃課長から、指定書を受け取った生徒会長の小野蓮さん(15)は「盗難を減らせるように、ロックを心掛けてもらうことを全校生徒に広めたい」と話していた。