女子サッカー・なでしこリーグカップ1部で伊賀FCくノ一は6月24日、奈良県立橿原公苑陸上競技場でINAC神戸レオネッサと対戦し、1‐2で逆転負けした。リーグ杯の通算戦績は1勝3敗で、24日現在の順位は前節と同じBグループの5チーム中暫定4位のまま。【ゴール前に攻め込みシュートを狙うくノ一DF宮迫たまみ(中央)=橿原市で】
前半は両チームとも相手守備を崩し切れずに無得点。先制したのはアウェーのくノ一で、I神戸のシュートがゴールポストに直撃するピンチに見舞われた直後の後半19分に、MF作間琴莉の折り返しを攻め上がった途中出場のMF高橋遥が頭で押し込んだ。
その後はI神戸の反撃を受け、くノ一は防戦。中央から両サイドへと揺さぶる相手に対応していたが、同37分と40分に連続失点。足が止まり、ゴール前の空いたスペースを突かれた。
野田朱美監督は「試合運びはプラン通りで後半に押し込まれることも想定していたが、ハードワークし続けるI神戸に対し、最後のところでボールのところを詰め切れなかった」と、終盤に運動量が落ちて集中が切れたことを悔やんだ。
試合前のセレモニーでは、橿原市の森下豊市長と伊賀市の岡本栄市長が両チームに花束を贈呈。会場には伊賀市の特設ブースが設置され、特産品などを紹介した。
次の試合は7月1日の6節で、午後4時から鈴鹿市御薗町の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で浦和レッドダイヤモンズレディースと対戦する。