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チャリティー展の収益を寄付 名張美術作家協会

170510_2.jpg 名張市美術作家協会は5月10日、今春開いたチャリティー展の収益金10万円を名張市教育委員会に寄付した。【上島和久教育長に寄付金を手渡す玉置会長(左から3人目)たち=名張市鴻之台で】

 同会は1994から毎年チャリティー展を開き、収益金の一部を社会福祉団体などに寄付してきた。2007年からは特別支援学級の子どもたちを支援したいと、絵画本などの図書購入費として市教委に贈っている。今年は3月に同市元町のリバーナホールで開き、チャリティー展には会員12人が描いた水彩画や油彩画を展示販売した。

 この日は同会の玉置和雄会長(80)、顧問の小林芳郎さん(81)、事務局の稲森三明さん(74)の3人が市役所の市教委を訪れ、上島和久教育長に寄付金を手渡した。上島教育長は「有効に活用し、子どもたちに喜んでもらえる図書を充実したい」と感謝状を贈った。

 市教委は昨年12月に小林さんから個展の収益金10万円の寄付を受けており、同協会の寄付金と合わせ20万円を、市内の小学校10校の図書購入費に充てる。

 玉置会長は「本を通じて子どもたちの心が少しでも豊かになってもらえたら」と話し、小林さんは「寄付が定着しており会員全員に末永く続けていきたいという思いがある。これからも頑張ってやっていきたい」と話した。

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