5月10日午前8時30分ごろ、伊賀市川東の県道で油が漏れていると警察を通じて県伊賀建設事務所に連絡があった。油の一部は木津川支流の滝川と宮川に流出し、県と市がオイルマットを設置したが、周囲で油膜や魚のへい死は確認されず、飲み水への影響もないという。【オイルマットが設置された宮川=伊賀市川東】
木津川上流河川事務所などの発表によると、発生個所の道路側溝からオイルマットを設置した同市川西のかんがい用水取水口までの距離は約200メートル。県から連絡を受けた市水道部は同日午前10時30分ごろから一時取水を停止したが、約1時間30分後に再開した。
流出した油の種類は軽油とみているが、原因などは不明だという。