名張市は5月9日午後4時6分、災害時や緊急時などに情報をエリア内の携帯電話に配信する「緊急速報メール」を誤って発信した。市は配信から約40分後の同時43分に、お詫びと緊急情報はないことを記載した訂正メールを配信した。 【誤送信のお詫びと訂正が記された緊急速報メール】
緊急速報メールは国や地方自治体などが緊急時の情報を指定した地域内の携帯電話やスマートフォンに発信するサービス。メールが配信されたのは市内とその周辺にいたソフトバンク社製の携帯電話利用者で、メールには「IPアドレスの変更について」とする題でネットワークの住所に相当するIPアドレスを掲載して送った。
市危機管理室によると、市ではこの日、緊急速報を配信するためのネットワークシステムの変更作業をしており、配信システムの契約会社に変更内容を通知する際、市職員が誤って緊急速報メールを使って送信したという。
同室は「有事の際の大事なシステムであり、市民の方に大変ご迷惑をおかけしました。今後は送信する前に、複数人での確認を徹底します」と話した。