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新教育長に後輩の元関テレ記者 岡本市長が起用方針 伊賀市

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 伊賀市の岡本栄市長は5月9日、現在空席の教育長に報道記者や部長などを務めた元関西テレビ放送の笹原秀夫氏(60)を起用する方針を市議会の会派代表者会議で説明した。同社アナウンサーだった岡本市長の後輩で、今月開会予定の臨時会に提案する人事議案に対し同意への理解を求めた。

 大阪市出身の笹原氏は筑波大学で中学と高校の教員資格を取得し、卒業後の81年に入社。在職中は報道チーフや営業管理部長、コンプライアンス担当部長など各部局の管理職を務め、昨年12月で定年退職した後も嘱託社員として勤務している。

 岡本市長は笹原氏について「行政担当記者として、大阪府教育委員会や児童虐待防止キャンペーン、ドメスティックバイオレンスなどを専門に長年担当されてきた。民間で培われた幅広い視点から教育行政の改革を進めて頂けるものと思う」と紹介。今年3月までは、市長もかつて教壇に立っていた神戸女子大学で非常勤講師を務めていた。

 任期は前教育長の野口俊史氏が3年任期の途中だった今年3月末で辞任しているため、2018年3月末までの残り約10か月を予定。笹原氏は既に伊賀市に住民票を移しているという。

 岡本市長は新教育長就任後の体制について「既に新教育長をサポートする職位がある」とし、現場に精通した人を新たに配置する考え。議会は12日までに各会派の回答をまとめた上で、全会派が笹原氏の内定に賛成の場合は16日の議会運営委員会を経て23日に臨時会を開く予定。

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