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庁舎跡地の利活用 議会の政策会議が初会合

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 伊賀市議会の議員12人で構成する「賑わい・まちづくり政策会議」が5月2日、初会合を開いた。市役所移転後の現庁舎跡地をどう利活用するか調査・協議するのが目的で、この日は市側担当者の出席や地元の商工団体に意見を求めること、6月定例会までに会議を数回開いて空森栄幸議長に結果報告することを確認した。【会議の進め方で意見を出し合う議員ら=伊賀市役所で】

 政策会議のメンバーは各会派や空森議長が指名した議員で組織。3人の新人議員も入り、座長には岩田佐俊議員(自民爽風クラブ)が、副座長には近森正利議員(公明党)が就いた。

 現庁舎跡地の利活用を巡っては、改修して図書館やカフェ、国際忍者研究センターなどの複合施設化を計画する行政案に対し、議会は解体して半分の規模で芭蕉翁記念館や食堂・カフェ、土産販売が入る新築施設を提案。議論は平行線のままで、市が提案した関連予算案はこれまでに計3回、否決または削除されている。

 岡本栄市長は6月定例会に4度目の提案をする意向を示している。政策会議の設置を役選時の公約に挙げていた空森議長は「どこかに着地点を見出していく必要がある」と活発な議論を求めた。

 次回は連休明けの予定で、岩田座長は終了後に取材に「(政策会議は)白黒をつけるものではない。意見を聞いて、議員個々が本会議の採決で判断すればいい」と答えた。

 政策会議の設置期間と構成員の任期は来年3月末まで。メンバーは次の通り。敬称略。

安本美栄子、宮崎栄樹、中谷一彦、近森正利、上田宗久、中岡久徳、森川徹、岩田佐俊、西口和成、福村教親、生中正嗣、百上真奈

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