女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一は、5月14日(日)午後1時から伊賀市小田町の上野運動公園競技場でINAC神戸レオネッサと対戦する。現在3連敗中だが、地元で強豪に勝利し、浮上のきっかけを狙う。
くノ一の通算戦績は1勝1分5敗で、7節(5月7日)終了時の順位は10チーム中9位。対戦するI神戸は2位につけている。
野田朱美監督(47)の就任後、チームは複数人の選手がプレーに絡む「連動サッカー」に取り組んでいる。パスでボールを動かしながら主導権を握るのが目的で、素早い攻守の切り替えと、集中力の継続が課題だ。
今季7試合を振り返ると、5ゴール11失点はともにリーグワースト2位で、そのうち5試合は無得点。2点以上奪った試合は1試合だけで、敗れた試合の多くは前半に先制を許す展開だった。
不振から抜け出すカギを握る選手はキャプテンで日本代表のMF杉田亜未(25)。今季はスピードと個人技が生きるフォワードでの起用が多く、敵陣内深くでフリーでボールを受ける場面が増えてくれば、対戦相手にとって脅威だ。