伊賀市柘植町の余野公園でツツジの花が見頃を迎えている。5月14日には30回目の「つつじ祭り」(同公園保勝会主催)があり、約40団体が飲食物や特産品を販売し、ステージでは地元市民らがダンスや太鼓の演奏を披露する。【満開のツツジを楽しむ観光客=伊賀市柘植町で】
鈴鹿国定公園の特別地域に指定された滋賀県境近くにある同公園は、面積約6万6000平方メートル。ヤマツツジやミヤコツツジ、モチツツジ、コバノミツバツツジなど約1万5000本が自生し、毎年この時期になると、県内外から新緑に映える赤やピンクのツツジを楽しむため大勢の人が訪れる。
晴天だった11日の午前中も、弁当を広げて花見を楽しむ団体や家族連れでにぎわった。亀山市から妻と妻の姉の3人で訪れた早川勇さん(73)は「初めて来たが、こんなに奇麗だとは思わなかった。園内の小山からは満開のツツジが360度見渡せて感動した」と話した。
祭りは午前9時50分から午後2時まで。市によると、昨年は約1万5000人の人出があった。当日は同市下柘植のふるさと会館いが駐車場と公園を往来する無料シャトルバスの運行がある。雨天決行。
問い合わせは伊賀支所振興課(0595・45・9119)へ。